私が2回帝王切開をした理由
2019年10月に第二子を予定帝王切開にて出産しました、ギリ30代前半のシュルマです。
帝王切開は第一子の時と今回で2度目ですが、前回の時は予定日を1週間過ぎようとしていた夜、なかなか産気づかない私のために、
オロナミンCを飲むと産気づく
という都市伝説をネットで調べ、夫が仕事帰りにオロナミンCを買ってきてくれたんです。
「オロナミンCを飲んで産気づいたらみんな産気づくわい(笑)」
と思いつつもせっかく夫が買ってきてくれたのでご飯を食べ終わってから2人でオロナミンCを飲みました。
普段そういったエナジードリンクをあまり飲まないので(味が苦手なんだよ味が…)やっとこさ瓶の半分ほどを飲み干したところで尿意を催し、
梅雨時期で髪の毛も体もベタベタして気持ち悪いのでトイレついでにお風呂に入ろうと思いよっこいしょ、と立ち上がった瞬間ですよ。
お腹の中の赤ちゃん(長男ロン君)がお腹をドスっ!と蹴ったと同時に
パチン!!!
とお腹の中で風船が割れるような音(感覚?)がして、おしっこがジョボ、ジョボ、ジョボ…
いや、違う、これおしっこじゃなーい‼️😵
破水したぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあああ‼️💦
パチン!という音と何か尿にしては自分の意思に反して割と大量にジョボジョボ出てくる水で、一瞬にして破水だとわかりました😅
妊婦さんはみなさん病院で説明されていてお分かりかと思うのですが、
破水したらお風呂に入っちゃいけません。
いつまで?
生まれて数日して先生からシャワーOKのゴーサアインがでるまで。
がーん…
実は私が破水するつい2,3週間前、3人目にして初めて男の子を授かった高校の同級生が出産したのですが、
お風呂に入る前に破水してしもうたけんお風呂に入れん😭
とLINEで言っていて、
「やれ、ほんまか?そりゃ大変じゃ、私も破水する前にちゃんとお風呂に入っとこ〜(笑)」
なんて冗談めかして笑っていたところなのですが…
まさか自分も、お風呂に入る前に破水するなんて…しかも直前に…
お風呂はすぐ目の前、すぐそこなのに入れないというもどかしさを抱えながらも、
まぁ明日には生まれるだろう、そして2,3日我慢すればシャワーも浴びれるだろう。
とタカをくくっていたのですが、そうは問屋が卸さない。
破水後は24hほどでだいたい陣痛が付きお産になると言われていますが、私はお産になるほどの良い陣痛がなかなか付かず、破水した夜の翌々日の朝から2日間に渡り陣痛促進剤を点滴で投与しての分娩に。
長くなるので今日はここでは省きますが、結局促進剤を使った2日とも、赤ちゃんの心拍数が下がっていき回復するまで時間がかかるという危険なことになり、促進剤2日目の夕方に緊急帝王切開にて第一子のロン君(現在3歳7ヶ月)を出産することになりました。
帝王切開を一度すると、次のお産も自動的に帝王切開になることがほとんどです。
中にはVBAC(ブイバック)と言って、帝王切開のあとに下から産むという方法もありますが、
一度メスを入れた子宮が陣痛に耐えられるか?(子宮破裂のリスクが高く、もし破裂した場合は母子ともに命は危なくなります)ということから、
VBACをすすんでやってくれるような産院はなかなかない、とうのが現実でしょう。
実際私も第一子を産んだあと主治医の先生に一応
「やっぱり次も切らなきゃいけないですよね?😅」
と聞いてみたところ、
「うーん…帝王切開後の自然分娩はウチではやってないからねぇ。」
とやはりにぶ〜い反応しか返ってきませんでしたよ。
VBACはそもそも成功率も低く、結局分娩中に緊急帝王切開に切り替わる確率が高いそうです。
以前タレントの木下優樹菜さんがVBACに成功しVBACをすすめるようなことをSNSで投稿し炎上しましたが、ネットが炎上するほどリスクが高いんですね。
一瞬VBACの四文字が頭をよぎった事もありますが、子宮破裂などのリスクを背負いながらのお産は果たして私にとってそれほど意味があることなのか?
それよりも、母子ともに健康で出産、退院し、夫とともにロン君と赤ちゃんをしっかり育てていく方が大切なのではないだろうか?
そう思い、二人目は自動的に「予定帝王切開」の一択でした。
帝王切開がもうすでに決まっている妊婦さん、もし帝王切開になったらどうしよう?と不安に思っている妊婦さんに、少しでも参考になるように、記憶を辿りながら帝王切開の手術の流れについて今日は書いてみようと思います。
手術の日はいつ頃決まる?好きな日を選べる?
帝王切開の一番のメリットは、出産日が前もって分かるということ(笑)
というか帝王切開のメリットなんて正直それぐらいしかないと思います…(笑)
前回は私は自然分娩(からの緊急帝王切開)だったのでいつ産気づくかわからなかった為夫は有給が取れず3日ほど欠勤扱いになるし、実母も働いている為予定日前から2週間ほど有給を取っていましたが欠勤私が退院するやいなや有給が終わり仕事に出なければならなくなり産後は里帰りしているのに日中は実家に赤ちゃんと二人きり(犬たちと何も役をせん弟ならいましたがw)でした。
予定帝王切開だとよほどのことがない限りは手術予定日に生まれてきますので、家族も仕事などの予定が立てやすいです。
手術の日程がいつ決まるかというと、私の通っていた産婦人科の場合は
臨月に入ってから
でした。
けっこうギリギリなのね(笑)
でもおそらくどの病院もそんな感じだと思います。
もちろん妊娠初期の段階でも「いつ頃になりそうですか?」と聞けばだいたいこの週のこの辺りだね、と教えてもらえます。
私が通っていた産院では(37週以降は正期産なのでいつ産まれてもいいのだけど)
38週目
に手術の予定を組むようでした。
(もちろん37週に生まれても大丈夫だけど、37週よりも38,39週と、数週を重ねて生まれてくる方がより肺など体も仕上がって生まれてくる、とのことで、ネットを調べても38週のどこかで帝王切開となる方が多いようにみえます。)
また「帝王切開だと(赤ちゃんの誕生日を)好きな日を選べるんでしょ?」と思われがちですが(まさに人から私もそう言われましたw)、
病院によって手術の日は毎週何曜日と何曜日、と決まっているので、赤ちゃんの誕生日を好きな日に選べるという訳でもない
んです(笑)
私の行っていた産婦人科は毎週火曜日と木曜日が手術の日でしたので、主治医の先生からこの日にしましょう、と打診がありました。
ちなみに、緊急帝王切開になった第一子、予定帝王切開になった第二子ともに「火曜日生まれ」でございます(笑)
帝王切開の入院日数は?
特にすでに上の子がいて二人目、三人目以降を出産するお母さんの場合、何日入院しなければならないかということが「手術こえー!」よりも何よりも一番大きな問題だったりします(笑)
私も3歳の息子を実家の母に預けて離れ離れになることが一番心配でした。
病院によっても違いますし、緊急帝王切開か予定帝王切開かでも違ってきますが、予定帝王切開の場合(私の通っていた産院では)
手術の前日15時に入院し翌日帝王切開、そして退院は手術日を0日としてカウントして、お母さんの体調や経過がよく希望すれば最短で7日目の午前中に退院
でした。
予定帝王切開だった今回は、私はトータルで9日間の入院となりました。
(前回は破水から始まり翌日は何もせず陣痛を待ち、翌々日から二日間に渡り陣痛促進剤からの緊急帝王切開だったので、トータルで12日ぐらい入院しました)
帝王切開の場合産後の体の回復が自然分娩の人よりも時間がかかるので、おのずと入院日数も2〜3日長くなってしまいます。
入院から帝王切開までの流れと入院中のこと
入院1日目(手術前日)
この日すること:
①とりあえず入院
②血圧の測定、検尿、エコーで赤ちゃんの位置などを確認 等の簡単な術前検査
③剃毛
④産前最後のシャワー
私の場合、手術予定日の前日15時に来てください、と指示がありました。
最後の晩餐(ただのお昼ご飯です。笑)を夫と息子とイオンのレストラン街で済ませ、その足で息子を実家に預けて夫と病院へ。
とりあえず明日の手術に備えて準備をということで、まず血圧などを測定したり赤ちゃんの位置をエコーで見たり、看護師さんに下の毛をすべて剃毛されてからシャワーを浴びパジャマに着替えてその日はおしまい。(手術後はしばらくまたシャワーを浴びられないので、これが最後のシャワー。笑)
夜ご飯も普通に病院で出された普通食を食べました↓
また、手術用の血栓予防のための着圧ソックスもこの時から穿かされます。
明日やっと赤ちゃんに会える!というワクワクと、でもやっぱ2回目でもお腹切るのワヤ怖ぇ!という恐怖と、母に預けてきたロン君は私がいなくて泣いていないだろうかと心配で心配で、結局その夜はあまり深い眠りにはつけませんでした😅
どうせ夫に一緒に病院にいて貰っても夫にしてもらうことって何もないし、お腹切って赤ちゃん産むの私だし?代わってもらえないし?と思い
「今回は2回目の出産だから病院に泊まってくれなくてもいいよ」
と言ったのですが、
心配だから一緒にいる、と結局夫は入院中最後の1日以外はずっと一緒に病院に泊まってくれました。(朝は病院から仕事に行き、仕事が終わると晩御飯を買って病院に泊まっていました。)
今思えば夫がそばについていてくれた事はとても心強かったなと思います。
入院2日目(帝王切開当日)
この日する事:
①術前に点滴の管を腕にさして2,3時間かけて術前に点滴を終えておく
②浣腸
③帝王切開
④術後は血栓予防のマッサージ器具を足に付けるのと、心臓のモニター、脈を取る洗濯バサミみたいなやつを指先に付けてベッドの上で安静にする
⑤術後数時間で赤ちゃんと対面
色んなことが頭をぐるぐるしてなかなか寝付けなかったことと、10月はお産が多く病室(個室)が空いてなくて入院してすぐ通されたのが分娩室のすぐ近くの二人部屋で(でも個室として私だけで使わせてもらえたんですけどね)、夜中中ずっと産気づいた妊婦さん達が分娩室で
「ア”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!!!」
とか
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!ぎぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
なんて叫ぶ声が耳について、正直ほぼ寝られませんでした(笑)
ようやくウトウトしかけた朝の6:30、私のベッドの頭元のナースコールで看護師さんに
「そろそろ手術の準備をしていきましょう。点滴の管と点滴をしますよ。」
起こされました😵
ね、ねむい!!!(笑)
ちなみに手術当日は朝から絶食です。
水分も術後何時間かぐらいまではだめでした。
手術は午前10時ごろから始めますと前日に聞かされていたので朝はもうちょっとゆっくりさせてもらえるのかと思っていたのですが、
手術前に点滴を2本か3本ぐらいしなければならず(記憶がおぼろげだ…)その点滴が地味に3時間ぐらいかかりました。
(だからやっぱり朝の10時から手術なら6時半ぐらいから点滴を開始しないと間に合わないんですね。)
前回の長男ロン君出産時には点滴の針は確か左手の手首にされた覚えがあるのですが(左利きなのでご飯を食べる時など地味に辛かった記憶が…)、今回はその時よりも何倍も太いプラスチックのようなごっつい点滴針(太さぱっと見2mmぐらい、長さも5cmぐらいあるんじゃなかろうか?!というほど見たことのない大きさの点滴針でしたw)を、
右腕の本当に手首と肘の中間ぐらいの場所に刺されました。
え!そんなとこに刺すのんかい?!😵
と思ったのですが、手首に点滴針を刺されて入院中しばらく入れておくよりも、腕の中間に入れてくれた今回の方がなにかと動作に干渉せず楽だった気がします。
点滴をしながら歯を磨いたり顔を洗ったりトイレを済ませたり、手術着に着替えて頭にはシャワーキャップのようなものを被りただひたすら手術室に呼ばれるのを待ちます。
いつ呼ばれるかとドキドキしながら、小倉さんのとくダネ!やノンストップを見ていても頭は手術のことばかり。
不安で不安で内容が全く頭に入ってこんこん(笑)
10時ごろから手術ときいていて今か今かとドキドキしていましたが、結局手術室に入るように呼ばれたのは10時半ごろ。
手術室に向かう直前に夫が「大丈夫大丈夫!頑張れ!」と頭をポンポンしてくれたのを今思い出しました。(その頭ポンポンでよっしゃいっちょ頑張って産んでくるぜ!と気合が入りました。)
帝王切開術の流れ
さてここからは皆さまお待ちかね、帝王切開の手術の流れについてです(笑)
手術着を着て頭にシャワーキャップをかぶり、自分で歩いて手術室に入ります。
手術室の入り口を入ってすぐのあたりで、病室で履いていたスリッパを手術室に入る用の上履き(便所スリッパみたいなw)に履き替えさせられ、手術室へ。
私が通っていた産婦人科では、帝王切開には必ず手術の執刀医の他に医師が1名入るので手術には必ず医師が2人入ります、と言われていました。(どこの病院もそうなのかな?おそらく手術には医師は2名以上入るはずです)
手術室に入ると部屋の本当に隅っこの方に、気配を消して座っている(やや不機嫌そうにも見えなくもない)院長先生が(笑)
そして助産師さんや補助の看護師さんなどか5,6名は入ってくださっていたと思います。
前回の緊急帝王切開の時は全く気付きませんでしたが、手術室に入るやいなやテレビでよく手術室のシーンで耳にする
「ピコン。ピコン。ピコン。ピコン。」
というような何かのモニターの一定の音がすでにしていて(私ゃあれ心拍数のモニターの音と思ってたけど違うんだね、私何もつけてないのにピコンピコン言うとったもんね。笑)、その音に心底ビビる。
うわぁぁぁぁ私今から腹切るの?!😭
超絶怖いんですけど!!!!😭😭😭😭
そのピコンピコン言う音を聞いて、体から血の気が引いていくような気がしました(笑)
手術台の上に仰向けに横になるように指示され、大きなお腹を抱えて手術台によじ登ります。
程なくして主治医(執刀医)のY先生がやってきて、「大丈夫やからね〜がんばろうね〜」と優しく声をかけてくださり緊張が一気に解けます。
そして看護師さんに左を下に横になれと言われ、看護師さんや助産師さんの手を借りて左向きに横になると、何の予告もなしに着ていた手術着を脱がされます。
身ぐるみすべて剥がれた状態で、スッポンポン(笑)
まぁ手術着を着て手術室に入っても結局スッポンポンにされるのは前回すでに経験済みなので慌てはしませんでしたが、
でも先生にどっぷり太った体ときっちゃねぇお尻を丸出しにして背中(腰)から麻酔を入れられるなんて、と、と、とっても恥ずかしい…❤️笑
麻酔は腰から入れる腰椎麻酔。
前回の緊急帝王切開時も「動かないでね」と言われたのに針を腰に刺された瞬間ビクッ!と何回もなってしまい自分でなぜか笑いそうになったのを覚えていますが、その時は本当に先ほどもいいましたが早く陣痛から解放されたいのと赤ちゃんが心配でただただ無事に産まれてくれることを祈るばかりで麻酔に対しての恐怖感は全くありませんでした。
でも、今回は予定帝王切開のため前回よりも冷静なんですよ(笑)
だから、麻酔の針を刺すのもものすごく恐怖。
まぁ今回もビクッ!てなったんですが(笑)、ひと針目の麻酔で背中側からじわ〜っと何か液体(だから麻酔だよ。笑)が入っていく不思議な感覚が。
すると1回目でだいぶ麻酔が効いて、おそらく2回、3回…と分けて先生は私の腰椎に麻酔を何本か打っているはずなのですが、2回目までちょっと背中にチクっとした感覚があっただけで、以降は背中に何か液体が入っていく感覚はあっても針を刺される感覚はわかりませんでした。
麻酔を打ち終わると、また仰向けに戻されます。
スッポンポンなので全部丸見えです。きゃあ。(もうええわ…←諦め)
そこで先生に導尿をされます。(手術後は翌日の朝まで導尿されたままで過ごします)
導尿したあとは先生が麻酔が効いているかどうかの確認を入念にしてくれます。
冷たいアイスノンみたいなやつを脚や腰やお腹や肩などに順番にあてていき、
「感覚はある?冷たいの感じる?」
と麻酔の効き具合を見てくれます。
「うん、もう十分麻酔効いてるね。」
と先生がいうと、いよいよ帝王切開開始!(ヒャァァァ!)
なのになかなか体の上と私の目線を覆う目隠しを助産師さんが付けてくれず(上にはライトがありライトのガラスに反射して私のお腹ががっつりみえる…)、
まさかこのまま目隠ししないまま切られんじゃぁないでしょうねぇ!?ええっ?!!?
てか無理!私自分の内臓は見たくない!早く!早く目隠しをーーーー!!
と思ったらやっとブルーシートのような目隠しを助産師さんがかけてくれ、自分の内臓を見ながら…というようなサイコな状況は避けられました。笑
麻酔が効いていてもちろんメスでお腹を切られる痛みはないのですが、お腹をきったあと膀胱をよけたり何やらお腹の中を先生に押されたり引っ張られたりこねくり回されている感覚はしっかりあるんです。
前回は気にならなかったのですが、今回はそのお腹の中をおされたり引っ張られたりこねくり回されるのがしんどかった。
手術が始まって赤ちゃんを取り出すまでだいたい10分、その後の縫合やら止血やらの処置にだいたい30分ぐらいかかり、手術室を出るまでだいたい1時間ぐらいかな?と助産師さんから前もって聞かされていたのですが(前回もそのぐらいで終わった気がします)、
逆子だったからなのか、先生もやたら「よいしょ!よいしょ!」といいながら何やらしんどそうに私のお腹の中をまさぐるし、麻酔が効いていざ手術が始まって10分は余裕で経った気がするのだけどまだ赤ちゃんが取り出されません。
ん?逆子だからなのか?だから時間かかってんのか?
それとも私の内臓、(前回の手術のあとの)癒着がひどかったのかしら…
手術がはじまって30分近く経ったころでしょうか。
助産師さんが「もうすぐ出るからね、楽しみにしててね😄」と声をかけてくれた数分後、赤ちゃんが取り出されました。
「程よくええ感じの肉付きよ❤️」
と助産師さんが教えてくれ、一瞬だけ取り出された赤ちゃんが見れました。
赤ちゃんはすぐさま、体重を計ったり挿管されたりと色々と処置をされるので、テレビで見るような
「生まれましたよ!玉のような男の子ですよお母さん、ハイ!(と赤ちゃんをお母さんの腕の中に)」
「ううっ、かわいい…😭」
というような感動的なシーンは一切ありません(笑)
赤ちゃんは取り出されてもお母さんのお腹はぱっかーんと開いたままなので、そちらを処置する方が先。
前回のロン君の時は取り出した直後一瞬だけ姿が見えただけでどこかに連れていかれたので私が会えたのは病室に戻って少し経ってからでしたが、今回は助産師さんが「はい、赤ちゃんと握手😉」と、赤ちゃんの頭を私のほっぺにチョンと付けてくださいました。
あぁ感動だなぁ❤️やっと会えた!
赤ちゃんが取り出された瞬間、帝王切開怖い、お腹切るの怖い、麻酔ぶっ刺されるの怖い、と怖い怖い尽くしだったのがどこかにスポーンと飛んでいき、
「 あぁ、もう1人子供欲しいなぁ😍」
と思ってしまいました。(が、後ほどほどなくして押し寄せる術後の痛みや後腹でそんなこたぁ頭の片隅からどこかへ吹っ飛びます。笑)
赤ちゃんをよその部屋につれていかれ(着替えをしたり待ち合いで待っている夫と対面などなど)、私は引き続き手術室で内臓をまさぐられます。
この時、実は押されたり引っ張られたりでだんだん息が苦しくなってきて、とにかく早く終わってくれ!く!くるしい!息ができない!気分が悪い😵😵😵
となりはじめ(前回はあまり感じなかった苦しさ)一人で軽くパニックになりましたが(笑)、程なくして執刀医のY先生が
「卵巣嚢腫があるからこれついでに取ってしまうね。」
といって取ってくださいました。(20代前半ごろから、生理周期に合わせてたまに卵巣が腫れたりして痛みがある時があったのですが、一過性のものだろう、ということで特に治療はしてきませんでした。
ただ、第一子を出産後、生理が2回に1回はとても激しい痛みがあり寝込んでしまったり薬を飲まずには居られなくになるほど重くなってしまい、排卵痛も顕著に感じるようになったので、んー、取ってもらった卵巣嚢腫がずっと痛かったのかなぁ?)
帝王切開のついでに卵巣嚢腫を取ってもらい、その後縫合され無事に手術終了。
先生が手術室を出る前、
「ほら、この卵巣嚢腫が取れたよ。」
とまさに私の卵巣にさっきまでくっついていたウズラの卵大の卵巣嚢腫を(頼んでないのに)見せてくれました(笑)
手術が終わり病室に帰ったころにはお昼の12時半ぐらいだった気がします。
朝の10時半ごろ手術室に入り、赤ちゃんが取り出されたのは11時15分頃。
逆子だったからなのか(逆子だと手術のために用意するものが違うんだそうですよ)、私の内臓の癒着がひどかったのか、説明を受けていた目安時間よりもだいぶ時間がかかったようです。
手術室を出て病室に戻ってからは看護師さんたちが足に血栓予防のマッサージ器具と胸に心臓のモニターを付けてくれ、右手の人差し指には脈拍をモニターする洗濯バサミみたいなやつをつけさせられました。
そしてこれも前回はほぼ感じなかったのですが、病室に戻ってベッドに横になっていると段々と体温が下がってきて寒気が止まらなくなりました。
10月半ばなのに暖かく、前日は秋冬用の前開きのパジャマを着ていると暑くて汗をびっしょりかいて夜中目が覚めたので上だけTシャツ1枚で寝たぐらいなのに、術後部屋に戻ると暖房をガンガン付けてもらわないと震えてしまうほど寒気がするのです。
え、私もうダメなのか?と一瞬思いましたが(笑)、どうも麻酔の関係で術後は寒気を感じる場合もあるのだそう。
時間が経つと徐々に寒気も収まっていきました。
無事に手術は終わりましたがベッドから動けないのでその段階では赤ちゃんともまだちゃんと会えていませんでした。
看護師さんが、「お母さんの良いタイミングで言ってもらえれば赤ちゃん連れてきますからね」と言ってくださっていたのですが、本当は今すぐにでも会って抱っこしてあげたい!と思ってうずうずしていたのに、なぜか赤ちゃんに会いたいと自分から言い出せず、結局夕方やっと看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれて無事に会えました(笑)
手術が終わって病室に戻ったのが昼の12時半ごろで、そこから数時間寒いなぁ寒いなぁ、と寒気と戦っていましたが、夕方ごろになるとどうにもこうにもお腹が痛い😵
麻酔が切れてきたからなのか?と思いましたが、麻酔が切れたからお腹を切ったところが痛むというよりは、後腹(後陣痛)で痛いという感じでした。
初産婦さんよりも経産婦さんのほうがアトバラが辛いとは聞いていましたが、
えっ!?こんなに痛いん?!😵
と驚きました。
生理痛のひどいやつが続く感じで、ぎゅ〜っ、ぎゅ〜っと痛みのたびに大きくなった子宮が小さく縮んでいく感じがわかりました。
傷口の痛み云々よりも後腹の方が辛く、今回ばかりは痛み止めを貰わないとやってられませんでした😅(1回目の帝王切開のあとは痛み止めを貰わなくても正直あまり痛みはありませんでした)
入院3日目(術後1日目)
この日する事:
①導尿(バルン)抜去
②血液検査
③全身清拭
④点滴(午前、午後)
⑤血栓予防のヘパリン注射(朝晩2回)
⑥トイレ歩行
⑦ガスと便を出すというノルマ(笑)
手術の当日は朝からずっと絶食でしたが(術後数時間経過すれば水分のみOK)、ようやくこの日、お昼からご飯が出ます。
まずはゆるゆるずんべらぼんな味のないお粥からスタート↓
昨日帝王切開をしたばかりですが、朝には導尿が抜かれ、自力でトイレに行かせられます。
ただ、今回の予定帝王切開(午前中の手術)でも前回の緊急帝王切開(夕方の手術)でも翌朝に導尿を抜かれるのは一緒でした。
予定帝王切開だった今回の方が導尿を外されるまでやや時間があったので、よりゆっくりベッドの上で休めた感じはします。
手術の翌朝には導尿が抜かれてしまうので、否が応でも自力で歩いてトイレに行かねばなりません。
前回の緊急帝王切開の時は、2日間陣痛促進剤で陣痛を起こしてヒーヒー言ってたので骨盤が割れそうに、そして腰が砕けそうな痛さがあるし(いきみたいのにいきんじゃダメってそんな無茶なw)、数日前からお風呂に入れてなくて汗もかいて体も髪もベトベト。
陣痛促進剤で吐いたりもしたし、意識もフッと飛びかけたり(そしてその都度赤ちゃんの心拍数が急激に落ちる…)、もう緊急帝王切開が終わった後は本当にボロボロのクタクタで、
疲労感しか感じられず、術後の痛みや後腹なんか全然屁の河童(てか全然痛くなかったのです)でした。
なので夕方の16:30ごろ緊急帝王切開で長男を出産し、翌朝には導尿を抜かれたのですが、
「なるべく早くベッドから起き上がって動いた方が治りが早いよ」
と看護師さんに言われたのでそれを馬鹿正直に受け取った私はすぐさまスックとベッドの上に座り(術後15時間ぐらいしか経っていませんが余裕でしたw)くつろいでいると、
「えっ!!もう立ってるの?!スゴイ!」
と看護師さんたちに驚かれたほど。
それぐらい、緊急帝王切開の時は痛みを感じずでした。(感染症にもかかり抗生剤をボッコボコ点滴したりして高熱も出ていて、本当に痛みが全く分からなかったのです)
ただ今回の予定帝王切開は術後の痛みが本当に辛かったです。
先ほどもあげた後腹のあの痛みっつったらないわ!
そして導尿を抜かれてすぐ夫と看護師さんの手を借りてまずはベッドから上半身を起こしてベッドに座ろうとするのですが、
上半身を起こそうとするだけで昨日メスを入れた傷口がもう焼けるようにいたいのと、なぜかお腹からぴろんと出ているドレン(術後の血液や体液なんかを外に出すための管)が入っている部分がなんかクソ痛かったのです。
傷口も痛いけどそれ以上にドレンが挿されている部分が痛い…😭
もう今回は本当にベッドから起き上がる時も、ベッドから立ち上がって歩行する時もものすごく痛かったです。
(でも実家に預けた長男が心配でどうしても最短日数で退院したかったので、朝から頑張って新生児室に行ってガラス越しに昨日産んだ赤ちゃんを見たりなるべく動くようにしました。)
また術後はおしっこがしっかり出ることも大事なのですが、まずはガス(おなら)が出るかどうか、そして便が出るかどうかというのがとても重要なようで、
今回は手術の翌日に担当の看護師さんから
「ガス出ました?便は??」
と何回も聞かれました(笑)
前回は割と苦労せずにオナラも便も手術の翌朝に出たのですが、今回は手術前にしっかり絶食をしていたというのもあってなのか、なかなか出ませんでした。
「もし便が自力でこのままでなければ、便を出しやすくする注射をしましょう」
と言われてしまい、注射嫌いの私は「ヒョエ〜〜〜😱😱😱」っとなっていたのですが(笑)、しばらくして看護師さんが
「しーさんそういえば咳喘息があったんですね。
喘息がある人にはこの便を出す注射が使えないので、やっぱり自力でなんとか便を出してください(笑)」
と言いに来たので、なんとか大嫌いな注射をまぬがれことなきを得ました(笑)
そしてしばらくして便が出ました。
ほっ。よかった。
そしてこの日から完全に母子同室が始まりました。
夜中の2時間起きの授乳は眠いし起き上がるにも傷口やドレンをさしている穴は痛むしでとても辛かったです。
それに私はつい前年の9月(長男が2歳2カ月になるまで)授乳をしていたのでまぁすぐにおっぱいも出るようになるだろう、とタカをくくっていましたが、なかなか思うようにおっぱいが出ず…
帝王切開の人は自然分娩の人に比べるとおっぱいが出だすのが遅くなったり軌道にのるまで時間がかかるというような話をおそらく皆さん聞いたことがあると思いますが、
どうやら
おっぱいの出は出産時にどれだけ出血したかで変わってくる
んだとか。。。
まぁ、冷静になってよく考えてみれば頷けますよこの理屈は。
だって母乳って血液で出来ているじゃないか。
出産時に大量に血液を失うと、それだけ母乳になる血液が少ないということですよね。
ちなみに自然分娩での出血量はだいたい500mlほどで、帝王切開になるとその倍の1000mlほどが平均的な出血量なんだそうで、私もあとから母子手帳を見ると1200mlほどの出血があったようです。(ただこれはだいたい皆さん羊水込みの量で書かれていると思います。)
ちなみにこの日の晩御飯はコレ↓
お粥がちょっこす固形に近づいた!
そしてこの日は血液検査と、看護師さんと看護学生さん(1人目の時も2人目の時も私には学生さんが補助で付きました)に体を拭いてもらい、朝晩1回ずつ、血栓予防のヘパリンの注射を打ちました。
ヘパリンの注射は入院中毎日朝晩2回続きます。
お腹にされるのですが、これがなんだか地味に痛い…(笑)
ちなみに手術当日の朝にぶっさした点滴の管は入院4日目(術後2日目)の午後まで取れません。
毎日抗生物質などの点滴を何本かすることになります。
入院4日目(術後2日目)
この日する事:
①血栓予防のヘパリン注射(朝晩2回)
②点滴(午前、午後)
昨日の朝からトイレに行ったり新生児室にいったりとぼちぼち歩行を始めて、この日は昨日よりもちょっとだけ痛みがマシに。
それでもまだまだ動くと傷口がジリジリ焼けるように痛い!😭
帝王切開てこんなに痛かったんだなぁ本来…(笑)
この日は特にこれといってする事はなく、朝晩のヘパリン注射と午前と午後に数本ずつ点滴をするぐらいでそのほかは赤ちゃんのお世話ぐらいでした。
(私は2人目だったので希望はしませんでしたが、初めての出産の人や2人目以降でも希望者には入院中どこかで赤ちゃんの沐浴指導や栄養指導、調乳指導などが入り入院中わりとバタバタします。笑)
そしてこの日の午後点滴の管が抜けて少し身軽になりました、ラリホー❤️
この日の朝ごはん↓
昼ごはんは写真撮り忘れ(笑)
そして晩御飯↓
ゲッ!魚っっっ!!←魚キライ。。。
入院5日目(術後3日目)
この日する事:
①テープ除去
②ドレン除去
③アトファイン貼用説明
④ヘパリン注射(朝晩2回)
この日は帝王切開で切ったところに貼られてあるテープを剥がされ、アトファインという手術後の傷の上に貼る保護テープを看護師さんが貼ってくれました。
1人目の帝王切開のあとはケロイド予防のためにヒルドイドクリームが処方されましたが、今回はアトファインを5〜7日に1回のペースで貼り替えるようにと指導されました。
そして待ちに待った(でもなんだかんだコレが一番こわいかもしれないw)ドレン除去…
今回はなぜかドレンが刺さっているところが痛かったので、抜く時も痛かったです。
ただし恐怖のドレン除去が終わるともう体に刺さっている管は全て抜けてなくなったので、とっても楽になります。
点滴も前日の夜で終わりだし、あとは退院の朝までお腹にされるヘパリン注射を耐え抜けば全てが終わる(笑)
この日の朝ごはん↓
昼ごはん↓
晩御飯↓
わーい、夜食が付いてくるようになったぞぉ♫
入院6日目(術後4日目)
この日する事:
①血液検査
②レントゲン
③シャワー
④ヘパリン注射(朝晩2回)
この日は術後ドンナンカーナー?ということで腹部レントゲンを撮りました。
血液検査もありました。
そして、待ちに待ったシャワー解禁ヒャッホ❤️
朝晩のヘパリン注射をこなし、あとは赤ちゃんのお世話ぐらいしか特にする事はありませんでした。
この日の朝ごはん↓
昼ごはん↓
晩御飯↓
オニオンリングが体に悪そうなファストフード感かもしだしててすんげぇ気が緩むわー(笑)
入院7日目(術後5日目)
この日する事:
①ヘパリン注射(朝晩2回)
いよいよする事がヘパリン注射のみになってきて退院の日が近づいてきたのを実感します。
ところが、退院を目の前にして体に異変が…‼️
なんと、この日の昼前ごろに突然血圧がポーンと上がってしまいました。
妊娠中こんなにおデブでもギリ問題なかった血圧が、なんとまぁここにきて140台に…
でも、よくよく考えたら前回の帝王切開のあとすぐに血圧が同じように上がって、降圧剤を出されたんですよ。
それが今回は退院を目前にして今キタ!という感じ😅
血圧は高めになってしまったけど頭痛やお星様が目の前を飛ぶようなこともなく、特に問題はありませんでした。
それに術後の傷跡なんかも、5日目ともなればほとんど痛むことなくベッドから起き上がったり立ち上がることができるようになっていました。
日にち薬というやつです💊
この日の朝ごはん↓
昼ごはん↓
晩御飯↓
毎日お見舞いにきてくれてはいるけど、早く息子の元に帰りたくて仕方ありません。
入院8日目(術後6日目)
この日する事:
①ヘパリン注射(朝晩2回)
②内診
③お祝いランチ
長かった入院生活も今日が最後!よっしゃがんばろう!
この日の朝ごはん↓
お昼ご飯はなんとお祝いランチでした🥂
(私が通っていた産婦人科は退院前にお祝いランチを出してくれるんです。ほかの入院中のお母さんたちと出産ストーリーをシェアしたりしながら楽しく気晴らしができました)
お祝いランチは入院前の問診票でパン食かご飯食かを希望できますが、私はパン食にしました。
(パン食とご飯食といっても、本当に主食がパンかご飯か、の違いだけでした。笑)
パンとサラダとスープとなんじゃ、私のキライなクソみたいな魚に…←魚に対してこれはひどい!笑
大好きな肉🍖🍖🍖🍖🍖
と、あとはデザート🍰
やれ、ごちそうさまでした❤️
そしてそのあとは夕方から退院前の内診がありました。
異常なし、子宮復古も問題ないとのことで明日無事予定通り退院できることに!
よっしゃ!
この日の3時のおやつ↓(入院後半には3時のおやつが出るようになりました)
晩御飯↓
退院当日(術後7日目)
この日する事:
①ヘパリン注射(朝1回)
②入院費用や手術費をお支払いをして退院
とうとう待ちに待った退院の日がやって来ました!
今日の朝ごはんは格別だぜ!!↓
退院は朝の10時半〜11時ごろになるとのことで、この日は夫に休みを取っておいてもらい迎えに来てもらいました。
黄疸の検査も赤ちゃんは特に問題なく、無事に親子揃って退院することができました😄
予定帝王切開の入院費と手術費は全部でいくらかかる?
病院で出産をすると、出産一時金というものが42万円補助が出ますが、事前に産院に申し出ておけば直接この42万円を病院に支払っておいてもらえる為、もし追加料金などが出なければ退院する際にお支払いを0円で退院することができます。
前回の出産時(破水からはじまり、2日間陣痛促進剤での自然分娩を試みた上の緊急帝王切開、総入院日数12日)は、
出産一時金の42万では足りずに結局約17万円を退院の際に支払いました。
今回は予定帝王切開で、最短の術後7日目(総入院日数9日)で退院できたので、
入院・出産(手術)でかかった金額は
401,283円
でした。
この中に
①夫が病室に8日間一緒に泊まっていたので1日1500円(掛け布団と枕の貸し出し)
②個室だったので1日あたり別途4000円(ただし最初の2日間ほどは大部屋しか空いてなかった為1人で使用させて貰えましたが大部屋に通されていたのでその分の部屋代は無料にして貰えました)
③術後に処方された降圧剤、乳首の保護剤(ラノリンだったか?)やら鉄剤(術後は毎回貧血になります)などのお薬代
などもすべて含まれています。
出産一時金の42万円以内で収まっているので、退院時には一銭も支払わず病院を出てきました(笑)
あくまでも私が出産した産院での例ですが、おそらくどこもこんな感じなのではないでしょうかね?
予定帝王切開でもうまくいけば、出産一時金のみで追加料金を支払わずに済むこともあるようです✨
帝王切開で産んだことに劣等感を感じる必要は無い!
実は私は3年前に長男を緊急帝王切開で出産したあと、
下から普通に産んであげられなかったことに引け目をずっと後悔して負い目に感じていました。
帝王切開だったこともあり、おっぱいもなかなか思うように出ず、生まれたばかりの息子は泣いてばかりでした。
それに、
下から自然分娩で出産したお母さんたちと、下から普通に産めなかった自分を比べて、ものすごい劣等感を感じていました。
私は母親として、自然分娩できたお母さんたちに比べて劣っている
と、ずっと思っていたのです。
産後もすぐには自分が母親になった実感もなかなか感じられず、
この子をしっかり育てなきゃという責任感はありましたが、かわいい!❤️と思えるまでには正直1ヶ月、いや、2ヶ月近くかかったかもしれません。
それもやっぱり、
下から産むことができなかったダメな母親だからそう思うのだろうか…
と、一人で悶々と悩んでいました。
そこでネットで検索すると、なんとまぁ私と同じように感じている帝王切開で出産したお母さんたちの多いこと多いこと!
そして、帝王切開経験者のお母さんたちはみんな「気にすることはない、卑屈になることはない」とおっしゃっていましたが、そう言われてもなかなかそう開き直ることはできませんでした。
ですが、長男が生後1,2,3,4ヶ月…と日をおうごとに日々成長し表情も出てきて、
無償の愛を母親の私に全力で投げかけてくれるようになり始めてからは、
徐々に帝王切開で出産したことへの負い目や引け目だとか、ほかのお母さんたちに対する劣等感は少しずつ薄れていきました。
息子の存在が、私を大きく変えてくれたのです。
毎日こんなに幸せなことって人生であるんか?!と思うほど、幸せでした。(もちろん今もです)
帝王切開も立派なお産だとよく聞くセリフですが、その通り、帝王切開は、立派なお産なんです。
むしろ帝王切開だと自然分娩よりも回復までに時間はかかるし、産後3ヶ月たつ今でもまだ子宮を切ったあたりは痺れているような感覚が残っていてやっぱりたまに疼くし、
癒着なんかも心配だし、帝王切開をした人は将来的におばあちゃんになった頃に腸閉塞などのリスクもある訳で…
そういったリスクなどをすべて背負っての出産なんですよ。
命がけです。(でも自然分娩も命がけには変わりないですよ!)
だから、下から産めなかったからと卑屈に思う必要はまーーーーったく無いんです👍👍👍
傷跡も残るけど、名誉の勲章サァ。(笑)
帝王切開を乗り切ったすべてのお母さんを私は褒めてさしあげたいです‼️
産婦人科での出産時には看護学生さんが補助に付くことがある
これは色々な方のブログなどでも話題?になっていることなのですが(笑)、
産婦人科で出産のために入院すると、看護学生さんが補助で付くことがある
んです。
私は1人目の出産の時も1日目の陣痛促進剤を投与してさぁじわじわ陣痛がこれからくるぞ、という時に助産師さんが地元の高校の看護科(今は高等学部だけでなく看護科は短大?専門学校?の役割も兼ねているようです)の学生さんを連れてきて
「しーさんの入院中ちょっと学生さんを身の回りのお世話や補助に入らせてもらいたいんじゃけどええかなぁ?
ちょっとおらんで欲しいわぁって言う時とかしんどい時は遠慮なくそう言って貰ったらいいから!」
と言うではないですか‼️😱
正直、ゲンナリしました(笑)
だって、私は出産に着ているわけで、看護学生さんの実習のためにココにいま居るんじゃないのよぉぉぉぉぉ‼️‼️‼️😭😭😭
でもいざ目の前にキラキラした目をした若い看護師さんの卵を目にして「いや、、、まじ無理…」とか言えません(笑)
正直前回の御産の時は、陣痛促進剤を2日間経験してからの緊急帝王切開で、術後は感染症にかかり高熱も続くしそれでも赤ちゃんのお世話はしなければならないして本当に心身ともにすり減っていて、看護学生さんの相手をするのがとてもしんどかったのです。
でもなかなか「もう出て行ってもらえる?」なんて言えないので、内心イライラは募る一方だったり…
(私の友人はハナから看護学生さんが付くことを断ったというツワモノもいますw)
今回も内心「頼むけぇ学生さん付いてくれるなよ…」とビクビクしていましたが、やっぱり付きました…
本当は入院前にははっきりと断ろうと思っていたのですが、助産師さんが学生さん本人を連れてやってくるもんだから断れるわけがないの(笑)
だから今回も渋々OKしました…
だって、まぁ、これで私が断ったらこの子(学生さん)はもしかしたら次の違う妊婦さんのお産やお世話の補助に回るのだろうけど、そこでももし断られたとしたら、彼女はもしかしたら帝王切開という手術に立ち会う勉強のチャンスを逃してしまうかもしれないし、未来の有望な看護師さんの可能性を狭めてしまうかもしれないじゃないですか…
(もし自分が看護学生だったら、患者さんにはとても申し訳ない気持ちはあってもやっぱり付き添わせて勉強をさせて欲しい、と思ってしまうと思います。)
それにこの病院が受け入れている研修の看護学生さんって、私の母校の生徒さんなのですよね。
いわば後輩にあたる子たちなのです。
なんかね…じゃけん断れんわよな(笑)
今回もちょっとやだなぁと思いつつも、それでもふと疑問に思ったことを愚痴っぽく学生さんに話すとそれをそれとなく看護師さんや助産師さんに伝えてくれたり聞いてきてくれたりして、なにげに助かったのです(笑)
それに今回担当に付いた学生さんはなかなかおしゃべり好きな子で、空き時間には話をしにきてくれたりして、恋バナをしたり将来は実は循環器の方に進みたいという話を聞いたりと、
若い子と話をするのもまぁそう悪くはねぇな、と思いましたよ(笑)
もちろん、いやなら断ればいいのです。
学生さんが補助に付くことを。
でももし余裕が少しでもあったり、未来の看護師さんを育てるために少しでも役に立てるなら…と思えるのであれば、
(本当はしんどいけど…)どうか受け入れてあげて欲しいと、そう思います。
さいごに
私は第一子、第二子ともに津山市のA病院という産婦人科にて出産しました。
(津山市の人ならA病院言うたらもうすぐわかる!笑)
3歳のロン君、今回生まれたチロルちゃん、ともに同じ先生に取り上げて貰いました。
先生は入院中ほぼ毎日病室に「どうですか〜?」と様子を見に来てくださったし、看護師さんも皆さんとても優しいのです😭
退院前日頃に担当してくださったとある看護師さんが、
「しーさんはちょっと頑張りすぎるところがあるけんなぁ。退院しても無理せんようにしてね。」
と声をかけて頂いたのが特にすごく印象的で、今でもその時とても嬉しかったことを覚えています。
もしかしたらみんなに同じことを言っているのかもしれないけど(笑)、
私のがんばりをちゃんと見てくれている人は見てくれているんだ、1人じゃないんだ、2人の子育てこれでなんとか頑張れそう😭と、その時思ったのです。
1人目の出産のときはすべてが初めてすぎて、てんやわんやで、看護師さんや先生の優しさに触れてもそれをじんわりと実感している暇がありませんでしたが、
今回A病院で2回目の出産を終えて、あぁ、本当にいいお産ができたな、と大変満足しています。
執刀してくださったY先生をはじめ、手術室で完全に気配を消し恐怖のドレン除去をしてくださった院長先生(笑)、お世話になった看護師さんや看護学生の葵ちゃん、栄養バランスの取れた食事を毎日用意してくださった栄養士さん、毎日病室を掃除したくださった清掃係の方々、
この場をお借りして皆さまにお礼を申し上げます。
本当にお世話になりました。
感謝してもしきれません。
またこれから帝王切開を控えている方、お腹を切って赤ちゃんを取り出すなんて、えらいおおごとです(笑)
私は3年前長男を緊急帝王切開で出産するまで、手術なんてしたことがなかったので多少の不安はありましたし、
今回は予定帝王切開だっただけに手術前に冷静になって考える時間があったのでよけいにお腹を切ってまた赤ちゃんを取り出すことが怖かったです。
でも、もう先生を信じるしかない!
先生に頑張ってもらうしかないんです!
手術中に私たちができることはなにもありません(笑)
麻酔をしてもしっかり意識はあるので内臓を押されたり引っ張られたりする感覚は感じるし、術後はやっぱり痛い…
ものすんごく痛い…
でもそれも、必ず終わりがある痛みで、術後1週間もすればもう走れるんじゃねーの?ぐらい回復します。
人間ってスゴイ!
なので、あまり怖い怖いとビビるのを辞めて、ちょっと痛いけど痛みの先には赤ちゃんというどえれぇご褒美が待っていると思うて、頑張って下さいね!!