バイリンガル子育てを試みるの巻。

子育て関連

バイリンガル子育てを試みる

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ハーフだけどバイリンガルには育たなかった私たち

私はハーフです。(わかりやすいので「ハーフ」という言葉を使います。)

ハハ、といっても日本×韓国なので、見る人が見ればたぶん見た目ですぐわかると思いますが、ほとんどの日本人は私が日韓ハーフということにはおそらく気づきません。

韓国人の父は実はもうすでに韓国語よりも日本語の方が達者ですが、たまに韓国語で話しかけてきます。(最近めっきり会ってないですけど…生きてるか?笑)

ただ、私も弟もまったくと言っても過言ではないほど、韓国語は身につきませんでした。

そう、自分のバックグラウンドに日本と韓国という2つの国があるにもかかわらず、かろうじて韓国料理が好きな程度で、韓国の良いところや文化をほとんど受け継いでいなーい!!笑

私はなんとなく韓国語が読める、わかる、のですが、喋るとなると話はまた別で、今ではうーんと…..えーっとね。。。と口ごもることがほとんど。

大きくなる過程の中で母も日本語、周りの友人や先生たちもまったくの日本語だったため、圧倒的に日本語のほうが得意になりました。そりゃそーだ。

ただ、高校卒業後私は単身渡米しロサンゼルスの某大学に入学したのですが、そこでは英語に加えスペイン語の勉強をしました。(英語やスペイン語を専攻していたわけではありません)

私はアメリカ人の友達よりもメキシコ系移民やメキシコ系アメリカ人などのスペイン語を第一言語とする友達の方が多かったため、一時期英語よりもスペイン語の方が得意になりました。

そしてアメリカでは日本人コミュニティの中よりも韓国人や韓国系アメリカ人、韓国系ブラジル人などの韓国系コミュニティの中で過ごすことが多かったため(韓国人や韓国系アメリカ人などから見ると私は韓国人に見えるそう)、韓国語もまた少しずつ思い出したりと勘が戻ってきたのです(笑)

その時の環境によって得意な言語(頭の中の言語スイッチ)がコロコロ変わるんですね、人間って。

すげぇや、おもしろい(笑)

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どの言語を習得するか、得意になるかは周りの環境に影響される!

日本語にばかり触れていると当たり前に日本語が得意になりますが(その結果私も弟も韓国語はサッパリピーマン)、小さい時から日本語と同じぐらい英語にも触れていれば、英語も得意になるんじゃないの!?

私は将来子供を持つことがあれば日本語と英語のバイリンガルで子育てをしたいと思っていたので、実際息子が生まれてすぐ、まだ赤ちゃんで喋りかけてもあまり反応がない頃からできるだけ英語で話しかけるようにしていました。

(だってじーちゃんばーちゃんたちやお父さんは日本語でしか話しかけないだろうから、放っておいても日本語は習得するに決まっているじゃないですか。笑)

ですが、家族の中で母である私だけがいくら頑張って息子に英語で話しかけたとしても、それだけでは絶対に不十分です。

だって私もバイリンガルと呼べるほど英語はペラペラではありません。

絶対的に日本語のほうが得意なんだし、英語よりも日本語で話しかけるほうが楽なんですもん。

絶対無理です、これだけでは息子はバイリンガルにはなれません。(とおもいます)

なので、私からのインプットだけではなく、もっと他の人からのインプットにも小さいうちから触れて欲しくて、息子が0歳10ヶ月になった頃から英会話スクールに通わせることにしました。

英会話スクールといっても子供英会話なので、一緒にネイティブの先生たちと歌ったり踊ったりゲームをしたりおもちゃで遊んだり、がメインです。

私はママ友も少なく色んなところに積極的に出かけて行く方でもないので、なるべく子供が外の世界とも繋がりを持てるように、お友達ができるようにという思いもあり、英会話スクールに通うことに決めました。

(その英会話スクールについてはまた後日記事にしたいと思います)

毎週1回、50分のレッスンを、息子は0歳10ヶ月から2歳6ヶ月の今までずっと続けています。

小さな頃から英語で話しかけた結果〜1歳代まで〜

先述したとおり、私はまだ息子が生まれてすぐのうちからできるだけ英語で話しかけるようにしておりました。

1歳代までは日本語の単語よりも英語の単語の語彙数の方が圧倒的に多かったような気がします。

色(colors)もほとんど英語でしか言いませんでした。(yellow,blue,green,red,white…などなど)

救急車、消防車、パトカー、、、などもすべて英語でした。(anbulance,fire track,police carなど)

ただ、日本語で話しかけるにしても英語で話しかけるにしてもひとつだけ徹底して気をつけていたのが、

私たち(私と主人)のことはパパ、ママではなくお父さん、お母さん、と呼ばせるようにした

 

ということです。

それには

①そもそもパパ、ママっちゅー柄でもない(笑)

②うちの父親は自分のことを私と弟にはお父さんではなく「パパ」と呼ばせていたため、小学生になると外で父親のことを「パパ」と呼ぶのが恥ずかしく、やっと高校生になり父親に「もう恥ずかしいからパパではなくお父さんと呼びます!」と宣言できたのですが恥ずかしい、嫌だな、と思い始めてから実際に呼び方を変えられるようになるまで何年も何年もかかってしんどかった

という理由があったからです(笑)

そのような理由から、うちはお父さん、お母さん、と小さな頃から呼ばせるようにしました。

でも英会話スクールでは先生たちが

「Give this to your mommy.(これお母さんに渡してね〜)」

なんて言うので、しっかりmommy=お母さん という紐付けは自然と出来ていたようです。

小さな頃から英語で話しかけた結果〜2歳代〜

息子はおしゃべりが大好きで1歳半ごろからは普通に文章で喋るようになったのですが、2歳に突入するともっともっとおしゃべりが上手になりました。

やはり英語よりも日本語の語彙数や文法がどんどん身につき(そりゃ仕方ないわな、まわりはみんな日本語なんだもの…)、2歳になるかならないかぐらいの頃からちょっとずつ私が英語で話しかけることをなんと拒否しはじめたのです!!笑

英語で何か私が言葉を発すると、

「おたーしゃん(おかあさん)今なんで英語で言ったの?」←かなりしつこく聞いてきます(笑)

とか、

「おたーしゃん、英語でしゃべらんで!!(怒)」

「英語で◯◯って言わんで!!(怒)」

などとちょっと怒るようになりました。汗

今まではお風呂で10数えるときも英語で数えていたのに、自分が嫌なこと、したくないことをちゃんと言葉で伝えられるようになってきてからは

「日本語で数字かぞえる」

とお風呂で10秒数えるのも日本語になりました。

でも気が向いた時には英語で話しかけてもぷりぷりおこりません。

例えばお風呂でちょっと離れたところにある体を洗うスポンジを息子にとって欲しい時、

「Can you get me that fluffy one?(あそこのフワフワのやつ取ってくれる?)」

なんて言うと

「Ok〜♬」

なんてノリノリでスポンジを取って渡してくれたりします。

ただ、だいたい私が英語で話しかけても、最近は返事がすべて

日本語オンリー

です。(笑)

普通に長文で英語で話しかけても意味はわかっているんです、ただその返答がすべて日本語に限定されている!!(笑)

私と息子の会話はこんな感じ↓↓↓

「あれ?ボクのあのヤマザキパンのトミカどこいったおたーしゃん?」

「I don’t know. Did you put that in the box yesterday?(しらんぞ〜、昨日ちゃんと箱の中に片付けたか〜?)」

「いれたよ〜?でもないよ〜?どこにあるん?」

「Hummm…I don’t think the ヤマザキパンtrack is not here, you left that one at home I think.(んー、ヤマザキパンのトラックここにないんじゃない?おうちに忘れてきたじゃろ?)」

「え〜、そうだっけ?ふーん、まぁいっか!」

こんな感じで、おどろくことに会話はちゃんと成り立っているんです。

だから、しっかり英語を理解しちゃぁいるようです。

ただ、返事がオールジャパニーズ。笑

先日「なんで英語ではなさんのん?いやなん?」と息子にきいたところ、英語で喋るのがイヤなのだそうです。(みんなは普通の日本語なのになんでおかあさんだけ英語でしゃべってるの?だって。笑)

それに、英語しゃべれない、とも言っていました。

英会話スクールにいけばイヤがらずに先生とは英語でやり取りしたりするんですけどね…

といっても、Here you are! Thank you! (はいどうぞ、ありがとう)程度の簡単なものですが…..

両親のどちらかがネイティブイングリッシュスピーカーだった場合、子供の英語力はどうなる?

実は片親がネイティブイングリッシュスピーカーでも子供が完璧なバイリンガルに育つまでには結構な努力と忍耐が必要なのだそうです。(という話を周りの国際結婚カップルからもよく聞きます)

だってウエンツポン(ウエンツ瑛士)だって日本語しか話せないと豪語してますもんね。←

おかあさんとおとうさん、どちらが日本人なのか、も大いに関係ありそうな気がします。

私の知り合いで日本に住んでいるハーフ(わかりやすいのでこの言葉を使います)の友達で日本語ともう一方の言葉(英語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語など)両方ペラペラ喋れるという人は、

①おかあさんが外国人の人

②おとうさんが外国人でも小さい頃からインターナショナルスクールに通っていて日常会話が英語だらけだった人

③お母さんが日本人でもお父さん側の国に小さな頃から住んでいる(いた)人

に限定されている気がします。

「お父さんが外国人で、日本の小学校や中学校に普通に通っている」パターンで、日本語も英語も両方ともペラペラという例えは私の周りにはあまりいません。

私も父親が外国人ですが、母親の第一言語である日本語の方がやはり得意です。

家庭の中でも父親とよりも母親と過ごす時間の方が多い子供たちの方が多いでしょうしね。

んー、ちゅーことは、両親ともに日本人であればよけいこと、

インターナショナルスクールに通うなどして日常生活のかなりのウエイトを英語に持ってこないと日本の教育機関(幼、小、中、高)で教育を受けながら日英バイリンガルを目指す、というのはなかなか難しそう

です。

まとめ

やはりバイリンガル子育てって敷居が高いなぁと思いました。

私自身もバイリンガルには育たなかったという前例があるため(笑)、両親ともに日本人であるうちの子の場合、やっぱり難しいや。←

てことでで、私しーさん、バイリンガル子育て、諦めまーーーーっす(^O^)/笑

まぁ完全なるバイリンガルとまではいかずとも日常会話ができて将来受験勉強なんかで苦労しなければそれでいいや(笑)

とりあえず子供がたのしんでくれればそれで良いので、これからも英会話スクールには楽しく通い続けます(笑)