私は高校卒業後の10代後半から20代前半に渡り数年間アメリカ合衆国のカリフォルニア州ロサンゼルスという街に住んでいました。
もう私は30代前半にまで年を重ねてしまったので、私のアメリカ在住時に体験したことは今から約10年ほど前までさかのぼりますが、おそらく今も10年前もさほど変わってないはず!(わかりませんけど…笑)
このブログでは私がアメリカに住んでいた頃に体験したあれこれなどをアメリカシリーズと称して(シリーズ化するわよ?笑)小出しに小出しにお話してみたいと思います(笑)
車がないので歩いてスーパーに通える距離にアパートを借りました
高校を卒業し3月中はゆっくりと過ごし、4月から1ヶ月、ほぼ毎日地元の教習所に通い詰めMT車の運転免許証を取りました。
そしてそれと並行して渡米の用意などをし、5月に入ってすぐに一人でロサンゼルスに渡った訳なのですが、最初の4ヶ月間は2カ所(2家庭)でホームステイをしました。
ホームステイ中はホストファミリーが一応食料品は買ってきて冷蔵庫に補充しておいてくれたので特に自分一人で食料品店に買い出しに行くようなことはほとんどなかったのですが、2カ所目に訪れたステイ先のホストマザーとの相性がよくなく(この話はいずれ記事にできたらと思っていますw)、一日も早くその家を出たくて必死にアパートを探し自分で契約し一人暮らしを始めてからは、もちろん食料品などの買い出しも自分一人で行かなければなりませんでした。
なるべく学校に近くて(方向音痴だった為単純な経路で行き帰りできる場所じゃないと不安でした)、アメリカではもし交通事故を起こした時に自分じゃ絶対対処できないだろ!という父親の強い意見から車を持てなかったため(アメリカは広いのでいくら都会のLAでも死活問題です。汗)、学校からもそこそこ近く、かつ歩いて行ける範囲に食料品を買えるスーパーがあり、欲を言えば日系のスーパーマーケットにもなんとか歩いていける距離内でアパートを探しました。
運良く綺麗でセキュリティがしっかりしているアパートが見つかったので、アパートのマネージャーに掛け合ってアパートを契約することができました。
当時私は19歳になったばかりでした。懐かしいなあ。。。笑
そのアパートからは、徒歩10分少しぐらいのところにRalph’s(ラルフス)という、アメリカではそこらかしこにあるスーパーマーケットがありました。
アパートからはほんの数ブロック離れた所でしたが、これが歩くと意外にかかる!(笑)
スーパーに行くと一人暮らしとは言え、朝のシリアル用の牛乳をかったり水を買ったり(水道水も飲めることは飲めますがやはり抵抗が…)と、学校の帰りにそのまま買い物にいくことが多かったので、背中のバックパックの中に重たい教科書を何冊も入れたままほんの数ブロックでも歩いて買ったものを持ち帰るとなると結構しんどかったです。
まあ今となっては良い思い出ですけどね。
アメリカのスーパーマーケット
レジの仕組み
さて、アメリカのスーパーマーケットですが、日本とは少し仕組みが違います。
日本では店内に入り買い物カゴやカートに買いたいものを入れたあとレジに持っていくと、レジの台の上にカゴごとポン!と置いておけばお店の人が勝手にそのカゴの中から商品を取り出しピッ!ピッ!とバーコードリーダーにかざしてくれます。
お店の人が袋詰めの手前まではやってくれるので、レジに品物をもっていけばあとはお会計の合計金額が表示されるまでただぼーっと待っていればいいですよね。
しかし、アメリカのスーパーマーケットは違います。
店内に入りカゴやカートに買いたい商品を入れレジに持っていく、そこまでは日本と同じです。
しか~~~し!!!
アメリカではレジの台の上にカゴごとポン!と置いておく日本式ではNGなのです!!!
アメリカのスーパーのレジ(スーパーに限らずドラッグストアや電気屋さんなどありとあらゆるお店のレジがこんな感じ)はレジ台が日本のスーパーのように机にはなっていません。
なんとベルトコンベアになっています、ハイテクだ~。(笑)
これはきっとテレビや映画で見たことがある人も多いでしょう。
レジの人の足元に(多分)スイッチがあって、お店の人はそのスイッチでレジ台こベルトコンベアの操作をしています。
お客さんは自分の買い物カゴやカートの中にある商品を、自分ですべてそのベルトコンベアに乗せなければなりません。
(これが結構めんどくさい)
そして、自分の品物をすべてコンベアに乗せ終わったら、レジのそばに用意されているプラスチックの30cmそこそこぐらいの長さの棒を、自分の商品の終わりのところにポンと置いておきます。
これは、自分の次に並んでいるお客さんとのお会計がごっちゃにならないように、このプラスチックの棒で「私のはここからここまでてよ」と分かりやすくしておくため。
お店の人は足元のスイッチでstop/goを操作し、お客さんがベルトコンベアに乗せた商品を次々と自分の目の前(バーコードリーダーの前)までもっていきます。
そして、日本のスーパーでは1つのレジにレジ係の店員さんがたいてい1人しかいませんが、アメリカのスーパーは
①レジでピッピピッピバーコードを通していきお会計まで担当する人
と、
②レジを通した品物を買い物袋に詰めてくれるサッカー担当の人
の、最低2人が1つのレジに付いています。(Wow、人件費!笑)
日本では袋詰めは自分でやりますが、アメリカでは逆に袋詰めはしてくれるんですよ(笑)
なんとなくレジにポンとカゴごと置いて袋詰めは自分でやるという日本式の方が私は楽ですが、アメリカではレジ台に品物をひとつひとつ自分で乗せなければならないが、袋詰めはやってくれる…
んー、どっちがいいんでしょうね?(笑)
もしアメリカのスーパーなどで買い物することがこれからあるかもしれない、という方は
自分で品物をひとつずつレジ台に乗せ、乗せ終わったらレジの辺りに置かれてあるプラスチックの棒を仕切り代わりに置いておく
ということを覚えておきましょう。
前の人のやることを見ておけばなんとなく勝手が分かるものではありますが、最初のうちはおそらく私はかなり挙動不審だったはず…(笑)
Paper of plastic?
さて、無事にレジのベルトコンベアに自分が買う商品を乗せられてレジの人がバーコードに通してくれるところまでたどり着くと、レジの人がいきなりこんなことを聞いてくるではないですか。
「Paper of plastic?」
ん?ペーパーかプラスチックか???へ???
私は初めてレジの人にこう言われた時よく意味が分からず、まあそこでどういう意味なのかすぐ聞けば良かったのですが、その直前にバスに乗る時にアメリカのバスではお釣りが出ないことを知らず(日本のバスでは車内で両替ができますが、アメリカのバスでは両替ができません。)、1ドルちょっとの運賃を支払うために5ドル札をお金の機械に入れようとしたことがあり、その際にアフリカンアメリカンの女性運転手さんに冷たく
「あなたなにしてんの?おつりなんか出ないわよ?」
と軽く怒られた(ように感じたんですそのときはw)トラウマがあったため、わからないことを聞き返すとロサンゼルスの人は怒るんじゃないか…というのがあったので、
「Paper of plastic?」
と聞かれて訳が分からず聞き返すこともせず、一生懸命数秒の間に考えたんです。
PaperはよぉわからんけどPlasticて買い物かごのことか?!ん?買い物かごここに置いちゃいけないのか?
すでに品物をコンベアに乗せたときには買い物かごは少し離れたとこに戻してしまった後だったのですが、なぜか私は後ろの40代ぐらいの白人女性に
「ちょっとそこにある買い物カゴとってくれん?」←笑
と図々しくもお願いし(もちろんその白人女性「え?かご?」とちんぷんかんぷん)、なぜかその買い物かごをレジの人に渡す。。。
というよく訳のわからんことをしてしまいました(爆)
レジの人も
「この子なんなんだ?。。。。」
という顔で私を見ていたのを覚えています(笑)
んー、違うのか、Paper of plastic?と聞かれて買い物かごをレジの人に渡すのは間違っているんだ。。。(笑)
次に同じスーパーのレジで、またレジの人に
「Paper of plastic?」
と聞かれました。
よっしゃ、ここで挽回するチャンス到来!!!(何を。笑)
勇気を出してそのレジの人に聞いてみました。
「What do you mean?(どういう意味ですか?」と。
するとレジの女のひとが普通に説明してくれました。
「Do you prefer a paper bag or a plastic bag?(紙袋とポリ袋、どっちがいい?)」
いや~、そこですべての謎が解けました。
Paper of plastic?とは、商品を詰める袋は紙袋にしますか?それともポリ袋にしますか?という意味だったのです!!!
私はそのとき、レジでもらうあのシャカシャカのレジ袋を英語でplasticと表現する、ということを初めて知りました(笑)
いや~………たのむけん誰か教えて?笑
てか中学高校の英語の授業で習ってねぇぞ!!??!?!笑
日本の学校の授業でもこういう実際に現地で使える英語を教えてほしいよなぁ…と思った瞬間です。笑
まとめ
ここではアメリカのスーパーのレジで困らないように、アメリカのレジと日本のレジの勝手の違い、そしてアメリカのレジでふいに絶対聞かれる
「Paper of plastic?」
の意味についてお教えいたしました。
すんごいどうでもいいことかもしれませんが、私は実際レジで「Paper」や「plastic」が何を意味するのかわからず、上記のとおりレジ係と後ろに並んでいた白人女性に「は~?」みたいな顔をされそこから学びました。(いや、じゃけ最初から聞けばよかったんじゃって…笑)
これからアメリカに行く予定がある人、留学を予定している人は、paper or plasticをぜひ覚えておいてください、いかにも現地人っぽくふるまうことができます。(?)