今日は息子の生まれて初めてのヘアカットの時からお世話になっているヘアハウスCinnamonさんにて、ヘアードネーションをしてきました。
ヘアドネーションって何?
hair(髪の毛)をdonate(寄付する)ことをhair donation(ヘアドネーション)と言います。
元々はアメリカから始まった運動なのだそうですが、日本ではNPO法人であるJHD&C(Japan Hair Donation and Charity)という団体が母体となって活動しています。
では何のために髪の毛の寄付を募っているのでしょうか?
JHD&C(ジャーダック)では、日本全国から善意で集まった髪の毛で医療用のフルウィッグを作り、必要とする子供たちに無償で提供しているそうです。
JHD&Cがウィッグを提供するのはすべて18歳以下の子供たちで、みんな病気や事故で髪の毛を失ってしまいウィッグを必要としている子供たちばかりです。
私は母方の従兄妹を2人、小児白血病で亡くしています。
当時私も幼かった為詳しいことはあまりわかりませんが(遠方のため母だけがお見舞いや葬儀に参列し私は会えなかった為、詳細はわかりません。)おそらく小児白血病と闘っていた私の従兄妹たちは2人とも抗がん剤などの治療で髪の毛を失っていただろうと思われます。
このヘアドネーションという運動は、そういった子供たちに無償でウィッグを提供するというボランティア活動なのです。
ヘアドネーションなんて無意味なの?
病気や事故でウィッグを必要としている子供たちに無償でウィッグを製作し提供するなんて、私はとても素晴らしい活動だと思います。
美容室で普通にカットをして切り落とした髪の毛はそのまま産業廃棄物として廃棄されてしまいますが、もしこの髪の毛を再利用してウィッグを作れるとしたら、とても有意義だと思いませんか?
どうせ捨てられてしまうだけの髪の毛なんですもの、もしそれでウィッグを作って必要としている子供たちに届けることができたら、こんなに素晴らしいことはないでしょう!❤️
今では多くの芸能人もこのヘアドネーションに賛同し参加しています。
ところが、一部ではヘアドネーションなどやっても意味がない、偽善だ、などという批判的な意見が存在するのも事実です。
最先端の技術で最近では人口毛で良いウィッグももちろん出てきているでしょうし、人毛のウィッグなんて気持ち悪いと思う人だっているでしょう。
そういう人はまぁお金を出して人工毛のウィッグを買って被ればいいだけの話だと思うのですが、人工毛よりも人毛のウィッグの方が見た目も自然でカツラをかぶっているも周りにバレにくかったり、人工毛と違い人毛でできたウィッグはヘアアイロンで巻いてみたりストレートにしたりと熱を加えることができます。
つまり、スタイリングも(人工毛のウィッグよりも)思いのまま。
つまりは、やっぱり〝自然に見える〟という事なのだと思います。
JAD&Cが提供している小児用の医療用ウィッグは、すべて完全オーダーメイドです。
JHD&Cのウェブサイトを見てみるとわかるのですが、下の方に今まで提供したウィッグの数、現在ウィッグを待っている子供たちの数、全国の賛同美容院の数が表示されています。
そして、現時点で200人もの子供たちが人毛のウィッグを希望し、待っています。
人毛ウィッグは需要がない、ヘアドネーションなんてしても意味がないという人たちもいますが、本当に需要がないなら200人(2019.1.11現在)もの子供たちがウィッグを待っているはずがないですよね。
ウィッグを希望している子供たちは、病気や事故でウィッグが必要なのです。
治療にだって大変なお金がかかっているはずです。
ウィッグは、人毛でフルウィッグであればなおさら、高額な買い物になります。
医療費に加えてフルウィッグを購入するような余裕がある家庭の子なら良いですが、そこまでなかなか余裕がないというのが現実なのではないかと思います。
だから、
髪の毛なんて寄付するだけ無駄だというネットの意見や人の意見に惑わされないで、あなた自身でよく考えてみてほしいのです。
ヘアドネーションはどんな髪質や髪色でも参加できます!
ヘアドネーションは基本的にはカラーをした髪の毛であってもパーマやブリーチを施している髪の毛であっても、性別、国籍、人種、年齢、髪の毛の色や質を問わず寄付することが可能です。
でも、やっぱり一番好ましいのは、カラーもパーマも何もしていないバージンヘア。
ヘアドネーションをするまで、しっかりヘアドネーションい必要最低限の31cm以上の長さに髪の毛を伸ばせるか(切ったあとに短くなり過ぎないように実際はもっともっと伸ばす必要がありますよね)、自分との闘いです!笑
私の初ヘアドネーションビフォーアフター
どうにかこうにかやっと髪の毛が胸の下(背中の真ん中)のあたりまで伸びたので、そろそろ31cm取れるかな?と思いようやく昨日念願のヘアドネーションに挑むことができました。
はい、ビフォー↓落ち武者だよ~、息子にガンバレルーヤのよし子に似てるといわれたよ~。
アフター↓
こんなに短くしたのは自動車整備士になる為に職業訓練校に通っていた時以来です。(丸い背中と太短い首はは見ないでぇぇ!!!)
首回りの毛がなくなったのでスースーして寒いけど、短いのは何かと楽なのでとても快適です♪
Cinnamonのオーナー様、ありがとう❤️
主人には髪の毛をバッサリ切りに行くことを内緒にしてから行ったので、昨日は帰宅後主人が
エーーー!!誰ですかぁぁぁぁ!?
と二度見してきましたが(笑)、えーがん似合うがん、とのお褒めの言葉もいただきました(笑)
さて、また今日から2回めのヘアドネーションに向けて伸ばしていきたいと思います。
ヘアドネーションなら賛同店かヘアドネーションの経験がある美容室へ
ヘアドネーションをするとなってももし行きつけのお店がヘアドネーション賛同店でなかったりするとせっかく髪の毛を切っても自分でJAD&C事務局に髪の毛を発送しなければならないという手間がかかったり、もしその美容師さんが今までヘアドネーションの経験がないともしかしたら髪の毛の切り方の要領が分からずせっかく送った髪の毛でウィッグを作ることができない!といったことにもなりかねません。
自分で髪の毛を切り事務局に発送する手間も惜しまないという方はセルフでヘアドネーションに参加することももちろん可能ですが、そうでなければヘアドネーションに賛同している美容室やヘアドネーションの経験がある美容室を選びましょう。
ヘアハウス cinnamon
今回私がお世話になった美容室は、岡山県津山市にあるHair House Cinnamon(ヘアハウス シナモン)さんです。
場所は鶴山小学校の道を挟んで真向かい(住宅街の一角)にあります。
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もっと逆のええ角度から写真とればよかったんですがまぁこらえてつかぁさいや(笑)
ベージュっぽい、一軒家タイプのかわいい美容室です。
男性のお客様も多く、先日は男性でヘアドネーションしに来てくださったお客様がいらっしゃったとのこと!(すごいよね、男の人なのに頑張って伸ばしたんだすね✨)
Cinnamonさんではヘアドネーションのみならず、赤ちゃんのはじめてのヘアカットの時の髪の毛(一生に一度しか取れない胎毛)でつくる赤ちゃん筆(胎毛筆)のカットもしてもらえます♡
カットしてもらった髪の毛は大切に包んで筆を作成する会社に代行で送って貰え、数週間後またCinnamonに取りに行くだけの手軽さ❤️
私はネットで自分で胎毛筆のオーダーをしようかとも思いましたが、胎毛筆用の髪の毛にもカットの仕方があるため失敗したら辛いので最初から素直にCinnamonさんにお願いしました。
このあたりの美容室では珍しいキッズスペース完備!
何といっても私がCinnamonの中でも特に気に入ってる部分、それが店内に設けられたキッズスペース!
↑こりゃあ去年の写真ですが、こんな感じの子供が遊ぶかわいいお部屋があります。
あまりキッズスペースを設けた美容室って少ないんですよ、車屋なんかじゃ当たり前のようにありますけども。(てか私ゃココではじめて見ました、美容室にキッズスペースがあるのなんて。笑)
小さな子供が安全に遊んで待てる場所がないから、小さな子供を美容室に連れて行くというお母さんは少ないのではないでしょうか。
だってたいてい美容室なんてオシャレな角が尖ったようなガラス製のコーヒーテーブルとか背の高い椅子とかしか置いてないでしょう?それにハサミとかもあるし、危ないもん。
それに雑誌もファッション誌や週刊誌など大人向けのものやヘアカタログしかないですしね。。。子供はおとなしく待てないよね、おもちゃもないし。。。
でもCinnamonさんのキッズスペースには子供があそべるアンパンマンのおもちゃやブロックなんかが沢山あります。(絵本も少し置いてあったよ!)
なので、お母さんが髪の毛を切ってもらっている間子供はキッズスペースで遊びながら待っていられるんですよね。
キッズスペースは施術フロアよりも1段高くなっていてドアも閉められるので(しかもドアも部分的に透明なので中の様子が見れて安心)ドアを閉めておけば詐術中に子供が美容室の中を走り回ったりうろうろして危ないというようなこともありません。
YouTubeが好きな子(うちの子とかなw)はお願いすればタブレットでYouTubeも見せて貰えます(笑)
おじいちゃんおばあちゃんなど近くにどこにも子供を見ていてくれる人がいなくても、ふつうに子供連れで行けちゃう美容室なんですよ。
こんな美容室は津山市内にはなかなかないと思います。
他の美容室はだいたいオシャレ路線を突っ走っているところばかりですからね、子連れでは確実に行きづらいですよやっぱり。。。
っていうか行けません。。。
さて、メニュー表、価格帯はCinnamonの公式ウェブサイトを見てくださいね✨(特にパーマやカラーは津山市内の美容室の中でも安いと思います!)
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Hair House Cinnamon
〒708-0825 津山市志戸部83-37
℡(0868)35-0147
9:30a.m-19:00p.m
毎週月曜日と毎月第3日曜日はお休みです
まとめ
ヘアドネーションは、善意の活動です。つまり、そこに金銭の利益が発生しない、ボランティア活動です。
先ほども挙げたように、インターネット上では「人口毛でいくらでも良いウィッグがあるのに、わざわざ人毛ウィッグなんてほしがる人はいない」だとか、「カットした毛を送るだけ無駄だ」なんて悲しい意見があるのも事実。
でも、人口毛のメディカルウィッグを必要としている子供たちがまだまだたくさん待機しているというのも事実。
偽善だ!だとか、自己満足だろ!なんて寂しいことを言う人もいます。
でもたとえその活動が偽善や自己満足だったにしろ、その裏で救われる方が少しでもいるのであれば、偽善であっても自己満足であっても別に関係ありません。
どうせ捨てるだけの髪の毛です、放っておいても勝手に伸びていくものです、失うものは何もありません(笑)
もし今後伸ばした髪の毛をバッサリ31㎝以上切ることがあれば、是非ヘアドネーションをしてみてほしいと思います。
あなたにかかる費用は賛同美容室を通せば0円です!
もし31㎝に満たなくても、15㎝から部分ウィッグ用として髪の毛を寄付することができる団体などもあります。
少しでも多くの子供たちにウィッグを提供できますように。